新酒の季節:酒まんじゅうのレシピ
新酒が出回る季節は酒蔵から酒粕が続々と出回ります。
酒粕は日本酒のもろみを圧搾した際に残る粕のことです。甘酒や粕漬けの原料になります。美味しいですし美容効果もあります。良いことづくしですね。
酒粕を使ったレシピと言えばとても好きなのが酒まんじゅう。酒まんじゅうは酒粕と日本酒を加えて作ります。
酒米は精米度合いが高いと雑味が少ないとされています。なので大吟醸酒の酒粕が1番美味しいと言われております。大吟醸は1番寒い1月から2月に仕込むのでまだ出回っておりません。
もちろん大吟醸酒の酒粕でなくてもふわっと日本酒が香る美味しい酒粕がつくれます。個人的には純米酒の酒粕ならどれでも美味しいと思います。ちょっといびつな理由は後程、、、
【酒まんじゅうのレシピ】
12個分 1個 約179kcal
【材料】
酒粕 50g(113kcal)
日本酒 70ml(72kcal)
小麦粉 200g(736kcal)
イスパタ 5g
(イスパタがない場合は重曹5g。イスパタも重曹も無い場合はベーキングパウダー5g)
上白糖 150g(768kcal)
餡子 300g(460kcal)
写真のあんこ玉はトレーに乗らなかったので9個ですが12個作って下さい。1つ25gです。
片栗粉(打ち粉用)
その為)セパレート紙
【作り方】
事前準備 酒粕が硬い場合は分量の日本酒に浸けてふやかしておきます。
1)砂糖と酒粕を混ぜ合わせます。
2)砂糖と酒粕を混ぜ合わせたら日本酒を加え砂糖を溶かし滑らかになるまで擦り混ぜます。
【余談① 砂糖に関して】
カロリー高いですね。さて、上白糖で無いと駄目なのでしょうか?
もちろん上白糖で無くても三温糖や黒糖、きび砂糖でも可能です。ただし饅頭のあの白さは出なくなります。
それとあと1つ。
砂糖の香りが日本酒に勝ってしまう可能性があり、日本酒のほんわりとした香りを楽しみたいのであれば、やはり上白糖が良いと思います。
3)小麦とイスパタを加え混ぜ30分ほど寝かせます。
結構ベタついていても打ち粉をするので大丈夫です。
【余談② 膨張剤に関して】
イスパタ、、、私は持ち合わせておらずベーキングパウダーを使いました。
イスパタとベーキングパウダーの違い、簡単に言うと調理方法で使い分けます。
イスパタ・重曹→蒸す
ベーキングパウダー→焼く
また、イスパタは白く仕上げる事が出来るのであんまんなどはイスパタが宜しいかと思います。もちろんベーキングパウダーでも膨らみますよ。
4)打ち粉をして12等分に切り分け、餡を包みます。
写真はトレーに乗り切らなかったので6個ですが、、、
包む際は手にも片栗粉をつけて包まないと手がベタベタになってしまいます。
片栗粉をきちんとはたけば、水分量のお陰で生地が柔らかく伸ばしやすいので綺麗に包む事が出来ます。
5)セパレート紙を敷き、強火で10分蒸します。
並べる感覚は余裕を持ちましょう。でないと悲劇が襲います。
ドーン!!
横着は敵ですね。完成の写真がいびつなのは全てくっついてしまったからです。これがシナモンロールなら正解なんですけれどね。花巻で餡子挟んで和風シナモンロールが作れるななんて考えてました。。。
美味しそうだから今度作ろう!!
小麦とお米の味とほんわりと香る日本酒。
是非一度作られてみて下さい。