エッセイ カンベ

日々の散文 食多め

王道を外す:空也 生菓子

空也といえば矢張り最中。そして空也餅。

夏目漱石の小説にも出てくる歴史ある一品です。

最中やお餅に関しては予約をしないと購入出来ない上に、お年賀やお中元などの時期に関してはかなり早めに予約をしないと購入出来ない程。

少数をしっかりと作りその日の販売のみ、目の届く範囲でしっかりと物作りを行う考え方は商品に対しての責任深さが感じられてとてもとても大好きです。

 

最中は思い付きで買うのは中々難しいですが、生菓子に関しては比較的買うことが出来ます。

これがまた、とても美味しいし、凛とした意匠に心惹かれます。生菓子は練り切りや季節の菓子、空也双紙が入ります。

 

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黄味瓢箪の艶めかしさ、本当に美しい形です。

 

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今の時期は桜餅と草餅。

 

和菓子にはなめらかさ、直線とシンメトリー、等間隔の美しさがありますが、空也はその極みだと思います。

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空也双紙は等間隔の美しさ。

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羊羹は直線の美。

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饅頭にはシンメトリー。

 

今回は蕎麦饅頭だったのですが、薯蕷饅頭の時もあります。薯蕷饅頭はえくぼ饅頭のように紅を一点入れているのですが、その入り方がとんでもない美しさです。凛とした美しさがある饅頭なんです。

 

そしてお味も勿論の事。通常最中餡は種をパリッとさせる為砂糖を増やし水分を少なくした餡子を使います。これら生菓子の餡子に関しては甘すぎず、また水分も程よい餡子なので口どけ滑らかな丁寧にこさえられた漉し餡が使われています。

銀座へお立ち寄りの際は生菓子の美しさに触れてみて下さい。